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「ER」のお世話になりました! [大ネタ&小ネタ湖]

【9月24~27日】 「ER」のお世話になりました!


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ご注意:ERとは救急外来のこと。すなわち、今回は私の4日間に渡る「救急外来&入院」ネタです。記事はいつもより短めですが、いつもの調子で書いております。当然、そんな体験記事なんて読みたくない方はお見えでしょう。さらにはその体験をいつもの私の調子で描写することを不快に感じる方もお見えでしょう。本当に申し訳ありません。そう感じられる方は今回の記事をきっぱりスルーいただければ幸いです。次回以降はいつも通りの食レポ・メインの記事を予定しております。


...9月24日(日)未明、前日の「小見川親子丼サイクリング」の達成感&疲れで爆睡していた私は、ふと目を覚まします。軽い便意を覚えたので、寝室のベッドから起きてトイレの便座に腰を下ろしました。液体+ゲル状の排泄感があったので、「下痢しちゃったかな...それにしては腹痛がないや」と思いながら、何気なくお尻を拭ったトイレットペーパーを見遣ります。赤い血。立ち上がって便器を覗くとコップ1杯ほどの下血が溜まっていました。下血1回目は「もう一眠りしてから考えよう」とベッドに戻りました。しかし、1,2時間後に再び便意で目覚め、2回目の下血&ベッドの染みを見て、下血の原因はともかく、このまま放置すると確実に貧血で倒れることを悟ります。



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何しろ日曜早朝の出来事。ネット検索&直電で「おとな救急電話相談」及び休日・夜間対応している近隣のいくつかの総合病院に問い合せます。その結果、自宅から少し離れていますが「土浦協同病院」にこの身を委ねることに決めました。同病院の救急外来に30分後に到着予定であることを電話連絡。家内に状況を説明した後、早朝でガラ空きの道路を、荷物室にロードバイク本体と後輪を載せたままのマイカーを走らせました。



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土浦協同病院の駐車場にクルマを停め、救急救命センターで受付をしたのが朝8時。医師による予診&問診の後、ストレッチャーに横たわります。定期的に便意を感じてトイレに行きますが下血は止まりません。腹部レントゲン及びCT撮影の結果を見た医師が、「大腸S字結腸憩室からの出血と思われます」と告げました。私がぼんやりその診断を伺っていると、医師は続いて「今から内視鏡で出血箇所を特定、止血します」「え...大腸内視鏡って前日から下剤で大腸を綺麗にしてから...」「緊急ですからこのままやります」とのこと。直ぐにストレッチャーで処置室に運ばれます。他の患者を救急処置する緊迫する声&気配に囲まれながら、私の内視鏡検査&止血処置が始まりました。



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止血処置が無事に完了して、一般病室に移されたのがお昼12時頃。医師からは再出血しないかの確認のため、短くて4日間程度の入院を指示されました。私はそのことを家内と勤務先の上司にメール連絡します。現代医療のお陰で、わずか半日で緊急事態がクローズしてホッとすると共に、今度は駐車場に停めたマイカーのことが気になりました。いや、正しくはマイカーに載せっ放しのロードバイクか。後輪タイヤがパンク修理直後のまま7気圧状態なので、昼間の気温上昇に伴って車内が暑くなると同タイヤがバーストする可能性があります。看護師さんに駐車場で用事を済ませたい旨を伝えると、「今日1日は絶対安静です」とのこと。いずれにしても、新型コロナ感染防止のため同病院の入院患者は屋外へ出ることが禁じられていました。



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入院初日はトイレ以外は絶対安静、もちろん絶食です。血液検査(貧血具合)の結果を見た医師の判断で、食事が始まったのが2日目夕方。おもゆ(150g)含む完全な流動食でした(写真1上)。同時に、病院1階にあるセブンイレブンへ行くのが許可されました(ただし、入院患者の利用は朝・夕限定)が、「コーヒーは刺激物だからダメ」ですって...orz なお、私の病院食は流動食から徐々に半流動食へ移行、最終日のお昼ご飯はそこそこ歯応えのある内容になりました(写真1下)。



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(写真1)絶食明けの病院食(上)と、退院直前の病院食(下)


実は、見た目以上にこれらの病院食は美味しかった...というのが私の率直な感想。今回は食べる機会なく退院できましたが、廊下の掲示板に貼られた一般入院患者用の献立表を拝見すると、(これ以上の入院は勘弁ですが)試食したくなる内容でした。土浦協同病院への入院は初めてなので一般論ですが、昔と比べて病院食も改善されているんだ...と思っていたら、献立表のお隣に「栄養サポートチーム(NST)回診について」との告知を発見。私はマンガ「ホスピめし」で一部(最近は大部分?)の病院におけるNST活動を知りました。各患者の病状&咀嚼能力に応じた美味しく&最善の病院食を提供して、身体とメンタル両面での早期回復を図る...確か、そんな内容でした。



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(写真2)掲示板にあったNST回診の告示


ところで、1階のセブンイレブンで替マスクや安い両耳イヤホンを購入後、自分の病室へ戻ろうとして、6階フロアの案内板に描かれた「筑波山」マークに気付きました(写真3上)。自分の病室に戻ると、同病室&周囲の病室の番号札にも「筑波山」マークが(写真3下)。思わず気分はアラビアンナイトの主人公「アラジン」。さり気なく看護師さんに謎の「筑波山」マークのことを伺うと、彼女は笑顔で「このフロアからだと筑波山が良く見える...という意味なんですよ」と答えます。



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(写真3)謎の「筑波山」マーク(^ω^)


確かにこのフロア隅にある共用ルームからは筑波連山を一望できます(写真4)。私は同ルームの自販機でミネラルウォーターを買う度、その日&朝・昼・晩の筑波連山を眺めてから病室に戻ります。...しかし、看護師さんの弁はカバーストーリーであって、何か別の意味が隠されているのではないか。何しろ、2日目からの4人部屋には異国の言葉を話す怪し気な...おや、誰か来たようだ。



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(写真4)土浦協同病院6階デイルームから望む「筑波連山」


あと、セブンイレブンへの往復で思い出したこと一件。エレベーターホール1階に置かれた看板(写真5)は、ホテルオークラ系カフェ&レストラン「メディコ」の美味しそう&リーズナブル料金なお品書き。同店は10階フロアにあって、病院に無関係な人も利用できます。平日のみ営業のためこれまで行く機会がありませんでした。ならば、自分へのお祝いとして退院の日のお昼ご飯はここで食べよう。...そう意気込んでいたのですが、退院の際、医師より「食事は(半流動食から)徐々に普通の内容にしていってね」と告げられて断念(T^T) まあ、2週間後の平日に回復状況(主に貧血具合)を検査する再診機会があるので、その折に訪れよう(o^-')b



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(写真5)土浦協同病院10階のオークラ系カフェ&レストラン「メディコ」の案内


以上が私の4日間に渡る「救急外来&入院」記です。医師にも確認しましたが、今回の「憩室出血」は腫瘍や潰瘍等の病変が原因ではなく、ストレスや過労の影響もないとのこと。特に予防策はなく、再出血(ネット情報だと再発率約2割)したらまた病院で止血するだけの様です。お陰様で退院翌日には在宅勤務で職場復帰して、週明けには出社予定です(追記:出社しました)。


休日早朝にもかかわらず迅速&適切な医療を施していただき、土浦協同病院関係者の皆様には深く感謝申し上げます。また、二度ほど着替え等を運んでくれた家内にも感謝。加えて、勤務先の上司&同僚には極めて重要な「審査会」を入院で欠席してしまったこと...全くもって御免なさい(大汗)


↓ 国内におけるNST(栄養サポートチーム)活動の存在はこのマンガ・シリーズで知りました


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