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さようなら「松本零士」先生! [幻想の未来社会]

【先週ネタ】 さようなら「松本零士」先生!


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本年2月13日に亡くなられた稀代の漫画家「松本零士」先生を弔う「お別れの会」に参加するため、この日(6/4)の朝はJR常磐線に乗って都心へ向かったのですが...未明に最大接近した台風2号の余波で首都圏のダイヤはズタボロ状態。偶然にも乗車駅にローズピンクの常磐線復刻色車両がやって来た~なんて喜んだのもつかの間、普通席もグリーン席も激混みという(写真1上)。加えて、速度規制のためノロノロ運転でいつ東京駅に着くか分らない。そんな折、途中駅での駅アナウンス「後続の列車も合わせてご利用ください」にひらめき( ゚д゚)ハッ!、5分後にやってくる後続列車に乗り換えたら今度はガラ空き状態。座席に腰を下ろして都心に向かうことができました。



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(写真1)復刻色の常磐線車両(上)と、東海道新幹線の運休の続く東京駅(中・下)


東京駅では前日夕方より台風2号のため東海道新幹線が運休。お昼12時からの運行再開を期待して集まった利用客でごった返していました(写真1中・下)。その利用客の困窮する様をニュース・ネタにするTV局。だけども問題は今日の雨 傘がない♫...ではなく、その日のお昼ご飯。私の東京駅到着が遅れたため、当初予定していた難波千日前「釜たけうどん 」八重洲北口店はうどんの麺切れで12時前に営業終了(汗) なあに、こんなこともあろうかと(宇宙戦艦ヤマトの真田技師長の声で)、東京駅には勤務先のイントラ「出張メシ」スレで知った某店がある...。


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...その某店とは「鳥藤 とりそばスタンド」グランスタ東京店(写真2)。駅コンコース壁面の案内図と、スマホ・アプリの位置情報を頼りに巨大ダンジョン東京駅飲食店街を彷徨い歩いた末、同店に無事到着(汗) 明治40年創業、築地に本店を構える鶏肉専門店「鳥藤」の支店だけあって、テイクアウト用冷蔵ケースには駅弁にも良さ気&激ウマそうな鶏料理弁当・重が並んでいます。それを横目で見ながら席の空くのを待つブリザド。初訪の今回は...まずはメニュー表トップ「とりそば」にしますか。東京駅限定メニューだし、我が社の「出張めし」スレでもレポしていることだし。



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(写真2)「鳥藤 とりそばスタンド」グランスタ東京店


食べ終わった客が席を立ち、私の順番が来たのでレジで注文&精算を済ませて空いたカウンター席に着くと、やがて「とりそば」が着丼(写真3)。醤油ベースのスープには香ばしい鶏油が浮いています。麺は細めのストレート。淡麗ながらも鶏の風味の効いたスープを絡めて味わうには最適な麺です。加えて、「とりそば」の名前に相応しい各種トッピングが丼を飾っていました。



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(写真3)「とりそば」の着丼、麺は細めのストレート


一番目立つトッピングは、一口では食べ切れない鶏肉の塊...この味は照焼かな(写真4上)。帰宅後、メニュー写真を拡大したら"...with roasted teriyaki chicken"とありました ε-(´∀`*) ホッ 鶏肉の入ったワンタンも美味しいな(写真4左下)。あと、本来は煮玉子の筈が「当面の間」、玉子焼きになっていました(写真4右下)。「出張メシ」スレでの好評価通りの美味しさでしたが、次回はさらなる鶏肉の奥深い風味に触れたく「むしどりそば」(塩味)を試してみたいところ(^ω^)



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(写真4)「とりそば」を飾るトッピング


お昼を美味しく済ませた後、その日本来の目的地である「東京国際フォーラム」へ急ぎました。って、「鳥藤 とりそばスタンド」グランスタ東京店の位置はJR京葉線「東京駅」地下ホームへ向かう長~い地下コンコースの手前に位置します。そのコンコースをどん突きまで移動すると、雨風に晒されることなく「東京国際フォーラム」地下フロアにたどり着きました。



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東京国際フォーラムの「ホールB7」では、今しも「松本零士先生 お別れの会」が始まろうとしていました(写真5上)。フォーラム1階での手荷物検査の後、5階フロアまでエスカレーターで登って整列待機。開会時間になって、さらに会場のある7階まで昇ると...会場入口脇には銀河鉄道999の車掌さんが我々参列者を招く様に立っています(写真5下)。慌てて私がスマホを向けると、車掌さんはアニメ版を彷彿とさせる独特の敬礼モーションで返してくれました(^_^)ゞ



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(写真5)「松本零士先生 お別れの会」会場入口脇にはあの車掌さんが!(^ω^)


巨大な会場の正面中央には松本零士先生の遺影が飾られ、会場入口で渡された一輪の花をその祭壇に捧げます(写真6)。献花の後も退場を急がされる事はなく、作品の思い出に心を委ねながら会場を散策できました。私は案内係の方にお願いして、祭壇を背景にした私の姿を撮ってもらいました。会場照明の関係で私の顔がハッキリ写りませんが(って、フラッシュは不味いし)、私の思い出用にはそれで充分。私のPCの「永久保存用」フォルダにまた大切な1枚が加わりました。



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(写真6)「松本零士」先生の祭壇と私(上の会場写真はクリックで拡大)


会場内では、松本零士先生原作アニメ作品の各テーマ曲が生演奏で流れていました(写真7上)。会場内に入った直後はちょうど"SAYONARA(「さよなら銀河鉄道999」エンディング曲)"が流れていて、涙を堪えるのが大変だったんだから(T^T) また、遺品の展示にも目が行きます(写真7下)。赤い髑髏マークの入った愛用のキャップが...ご主人を失って寂しそう。



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(写真7)アニメ作品の音楽生演奏(上)と、松本零士先生の遺品(下)


ところで、皆さんは松本零士作品というと何を思い出しますか。「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」を挙げられる方が多いと思います(写真8上)が、幼少の頃の私が初めて「この人の漫画、カッコイイ!」と思ったのが「光速エスパー」だったり(写真8左下)。やがて私が中・高校生の頃、先生の作品に流れるペーソスに触れて、大ファンとなるきっかけを作っていただいたのが「大四畳半シリーズ」。その中で一番有名なのが「男おいどん」という、四畳半の下宿に住む貧乏な主人公の日常生活を描いた自叙伝的作品(写真8右上)。後年の「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」に繋がる金字塔的作品でもあります。



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(写真8)会場に展示された歴代の作品紹介パネル


大人気の内に「男おいどん」が完結した後、「ワダチ」という作品の連載が始まります。出だしは「男おいどん」と変わらぬ四畳半に住む主人公の日常生活だった筈ですが...気付くと総ての日本人が地球を脱出、巨大宇宙船群で「大地球」へ宇宙移民するという「実はSF作品かよ!」。でも最後は...まあネタバレは止めておきます。両作品ともKindle版で購入可能。私のオススメ作品です...っていうか私もウン十年ぶりに再読しようかな。ところで「大四畳半シリーズ」の中で私が真にオススメなのが「元祖大四畳半大物語」という「男おいどん」の青年誌版。いや、「元祖大四畳半大物語」の方が先に連載開始したから、「男おいどん」はその全年齢版か。って、コミックスの出版元「朝日ソノラマ」が倒産したため同作品は絶版、朝日コミック文庫での復活版含めてプレミア価格になってます(汗)



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(写真9)銀河鉄道999に乗車するブリザド


最後、「お別れの会」会場出口近くの「銀河鉄道999」を模した座席で写真を一枚(写真9上)。また、写真9下の「無期限パス」裏面が松本零士先生への追悼メッセージ欄になっており、主に「大四畳半シリーズ」ファンとしての思い出を書いて、回収担当の案内係の方へ預けました。さよなら、松本零士先生...「今 万感の思いを込めて 汽笛が鳴る」(BGMはゴダイゴの曲「銀河鉄道999」で)


↓ 「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」に繋がる金字塔的作品


男おいどん(1) (週刊少年マガジンコミックス)

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  • 作者: 松本零士
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/12/03
  • メディア: Kindle版



↓ 四畳半の主人公が気付くと大宇宙に!(^ω^)


ワダチ (1)

ワダチ (1)

  • 作者: 松本零士
  • 出版社/メーカー: eBookJapan Plus
  • 発売日: 2014/11/14
  • メディア: Kindle版



↓ ホントはこれが一番のオススメだけど絶版&超プレミア化という(汗)


元祖大四畳半大物語 【コミックセット】

元祖大四畳半大物語 【コミックセット】

  • 作者: 松本 零士
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • メディア: コミック




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その日の主ミッションを無事に済ませた私は、JR「品川駅」経由で京浜急行「北品川駅」を初訪(写真10)。鉄道ファンの方から「おいおい、それってすり切れたネタだよ?」って言われそうですが、京浜急行「北品川駅」は「品川駅」の南にあります。でもって、品川駅は品川区ではなく港区にあります。この謎の解明は...それを扱うネット記事やYouTube動画にお任せするとして、この日の私の副ミッションは「旧品川宿」の探訪。御多分に洩れず台風2号の影響でダイヤの乱れる京浜急行に乗って「北品川駅」に着くと...どこからかピ~ヒャラと祭り囃子が流れてきます(゚Д゚)



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(写真10)品川駅の南にある京浜急行「北品川駅」


ブレーメンばりにその音に惹かれて北品川駅の裏手に回ると、旧東海道品川宿の面影が偲ばれる「北品川商店街」では山車巡行の真っ最中。どうやら「品川神社 例大祭」の中日に遭遇した様です(写真11上)。カメラを構えて山車に歩み寄ろうとしたところ、法被を着た山車巡行の責任者っぽい方から止められます。見守っていると、江戸時代の品川宿と道幅の変わらない商店街通りで山車がググ...グルッとUターン(写真11中)。貴重なシーンを見せていただきました。



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(写真11)旧東海道品川宿にある「北品川商店街」で「品川神社 例大祭」に遭遇(゚Д゚)


普段より増して賑やかな...って初訪な私は普段の様子を知らないのですが、京浜急行「北馬場駅」まで延びる北品川商店街ではいくつかのお店が露店を構え、美味しそうな飲食物を販売中。私は...当初予定では日本茶カフェ「一福桃」で甘味&日本茶休憩するつもりでしたが、露店の代わりに同店の店内営業は休止とか。それならばと、私はその出店で「冷し抹茶」をいただきました。台風の余韻の残る午前中とは打って変わり、午後からの強い日差しで乾いた喉に「冷し抹茶」最高!(^ω^)



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(写真12)北品川商店街「一福桃」の露店でいただいた「冷し抹茶」で一服(^ω^)


その後、「一福桃」のオバチャンにもイチオシされた「品川神社」を初訪(写真13)。って、品川神社参道「北馬場参道通り」の先、国道15号に面した境内へ向かう石段(53段とか)が半端じゃないし(汗) 一般参拝客&訪日外国人の方々と一緒に、息を切らせて登るのでした ε=( ̄。 ̄;)ふう



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(写真13)「品川神社」の石段...急&長くて辛い(汗)


石段を登り切ると拝殿に続く石畳の歩道が続き、その両側には露店が軒を連ねています。って、外国人ユーチューバーと思しき少し太めのオネーチャンが、グリップの先に固定したiPhoneを構えてそれら露店を順番に巡回、楽しそうな声を作って各店をレポしてました(写真14上)。お店側に声を掛けることなく撮影&自国語でレポして、何も買わずに次の露店の店先に移動するので、お店番の方々、胡散臭そうな顔してたぞ!(^ω^;) なお、拝殿にたどり着くまで待ち行列のためしばし時間が掛かりましたが、無事に参拝できました(写真14下)。



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(写真14)出没していた外国人ユーチューバー(上)と、品川神社の拝殿(下)


拝殿での参拝に続き、「宝物殿」、「阿那稲荷神社」、「阿那稲荷社」(←お金を洗える)を巡った後、来た時とは別のルートで境内から国道15号へ降りました。そして、京浜急行「新馬場駅」へ向かおうと品川神社の石段前を再び通ろうとしたら、何やら先ほど以上に人集りがスゴい。人々がカメラやスマホを向ける先を見遣ると...何とあの急で長い石段を御神輿が登って行くじゃないですか(゚Д゚)(写真15上)。どうやら、神輿渡御のクライマックスに遭遇した様です(o^-')b



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(写真15)品川神社の石段を登る御神輿(上)と帰路にも使った京浜急行(下)


帰路も京浜急行やJR各線を利用しましたが、依然としてダイヤの乱れや行先の変更が続いていました。でも、この日に限らず、鉄道各社はどうか遅延の度に「申し訳ありません」って、車内やホームで繰り返しアナウンスするのは止めて欲しい。遅延状況と理由だけお聞かせいただけば充分です。


こうして、私にとって長かったこの日(6/4)の都内イベントは完了。翌日は「霞ヶ浦一周サイクリング大会」にスタッフ参加。こちらも台風2号の影響(道路の冠水)で直前のルート変更とかありましたが、無事に完了しました(o^-')b


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shiho

零士さんのお別れ会!行かれたんですね。
台風が来ている中~大変でしたね。
でも無事に会場に到着され良かったです。
零士さん作品、好きだったなぁ~。
by shiho (2023-06-10 18:44) 

ブリザド

shihoさん、コメントありがとうございます
私は早めに会場へ行きましたが、
直ぐに東京国際フォーラム前は長蛇の列(゚Д゚)
会場で各作品のテーマ曲を聴きながら、
紹介パネルを眺めているとじんわりきました
by ブリザド (2023-06-10 19:41) 

an-kazu

大先生のお別れ会、お疲れさまでした。

 松本ワールドがなかったら、
 きっとミリオタにはならなかったワタシです!

by an-kazu (2023-06-10 22:38) 

ブリザド

an-kazuさん、コメントありがとうございます
"戦場まんがシリーズ"や"ザ・コクピットシリーズ"、良かったですよね
中でも私は"衝撃降下90度"を読んだ時の感動が記憶に残ってます(^ω^)
by ブリザド (2023-06-10 23:12) 

さる1号

一番記憶に残っているのは「男おいどん」のサルマタケだなぁ
無性にラーメンライスが食べたくなってきました^^;
by さる1号 (2023-06-11 08:30) 

まさ

松本零士先生を弔うお別れの会に参加されたのですね。
会場までの道中は大変でしたね。
ちなみに先日の茶畑オーナーまつりに来られた西村ユリさんは、松本零士作アニメ映画音楽制作に携わった方らしいですよ^^
by まさ (2023-06-11 15:22) 

ブリザド

さる1号さん、コメントありがとうございます
「男おいどん」は印象的な作品でしたよね(^ω^)
その後、私も上京して四畳半暮らしでしたが、
「ラーメンライス」はまだ食べてないなぁ...( ̄▽ ̄)。o0○
by ブリザド (2023-06-11 19:28) 

ブリザド

まささん、コメントありがとうございます
なんと、先日のまささんのブログ記事で拝見した「西村ユリ」さん、
そういうご縁が...なるほど「アレイの鏡」の音楽ご担当(゚Д゚)
そっか、筑波万博の折に「つくばエキスポセンター」で上映かぁ...
Youtubeで発掘しました(o^-')b
https://youtu.be/m-thC4__zis
by ブリザド (2023-06-11 19:42) 

あおたけ

レアな赤電に遭遇だけど
ダイヤ乱れで混んでいると
ラッキーも半減かな?笑
松本零士先生の作品といえば私はやはり
“銀河鉄道999”。
無期限パスの裏が追悼メッセージ欄とは
先生の旅立ちにふさわしい粋な演出ですね(´ー`)
by あおたけ (2023-06-12 06:25) 

ブリザド

あおたけさん、コメントありがとうございます
結果論ですが最適解は「赤電を撮って見送り、次の列車に乗る」かな(^ω^)
“銀河鉄道999”、今は亡き父がTVで劇場版を覧て、「今のアニメは
こんなテーマを扱うのか」と驚いていたのが印象的...( ̄▽ ̄)。o0○
無期限パス、提出分の他に1枚持って帰れば良かったかなと(爆)
by ブリザド (2023-06-15 01:47) 

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