初冬の笠間市「愛宕山」ヒルクライム! [チャリンコ通り]
【12月13日(水)】 初冬の笠間市「愛宕山」ヒルクライム!
茨城県の旧「岩間町」(現「笠間市」)には、筑波山地を構成する標高305mの「愛宕山」があります。スポーツ自転車でヒルクライムを行うには手頃の標高差&勾配であり、私がロードバイクに乗り始めた頃は何度も山頂をクリア。眼下に広がる岩間や石岡の街を眺めたものです。...ここ最近、"封印"の名の下にヒルクライムをサボっていた私ですが、半年ほど前から、"水曜"限定で再びこの愛宕山を登坂する動機が生じました。そして、この日(12/13)は、私が"水曜"に仕事を休める当面のラストチャンス。仕事を前倒しに済ませて有休を取り、「愛宕山ヒルクライム」に出掛けました。
国道6号の「恋瀬橋ロードパーク」にマイカーを停め、荷物室のロードバイクを降ろします。そして、まずは前方に聳える「筑波山」を見遣りながら、「恋瀬川」河畔を川上方向へ(写真1上)。次に、国道355号バイパスの路肩を笠間方面へ走行すると、左前方に「愛宕山」が見えてきました(写真1下)。この日は初冬にしては暖かく、抜ける様な青空が気分を高揚させます。
...本当は「愛宕山ヒルクライム」攻略の後、そのご褒美として岩間の街で「モンブラン」を味わう予定でした。でも、ゆっくりしていると、岩間の栗や「小田喜商店」の「極太もんぶらん」(平日限定5食/土日限定10食)が売り切れ兼ねません。開店時間9:00少し前、同商店の店先に到着。横浜ナンバーのおクルマのご夫婦が一番乗りで、私が二番目でした。そのご夫婦のお話では、道の駅「かさま」では"栗の...(忘れた)"が買えなかったので、朝一番このお店を訪れたとか。
一方、私の初訪目的である「極太もんぶらん」は、同店が栗の風味を引き出すため考案した"4mm径"モンブラン。最近流行の極細モンブランのアンチテーゼです(o^-')b(写真3) 私が購入した「極太もんぶらん」を店先のガーデンテーブルに置き、スマホ撮影していると、一番乗りのご夫婦の奥さんが私に味見を急かします(^ω^) 一口食べてその濃厚な栗の風味を奥さんにお伝えすると、満足されてご主人の運転するおクルマで帰られました(爆)
私が店先で「極太もんぶらん」を食べる間にも、次々とクルマに乗った購入客が来店します。今でこそ"栗"は「笠間市」イチオシの名産品ですが、同市に吸収合併されたここ旧「岩間町」(加えて、かすみがうら市に吸収合併された旧「千代田村」)こそ、日本有数の"栗"の名産地。その街の工場併設直売所ですから。平日朝&路地奥にもかかわらず客が途切れないのも、納得の味とコスパです(注:「極太もんぶらん」はメレンゲで部分的にかさ増しされています..."かさま市"だけに(爆))。
事前の糖分補給を美味しく済ませた後、JR常磐線「岩間」駅脇の踏切を渡り、「愛宕山」に最終アプローチします(写真4)。「岩間駅」側からの登坂ルートには、"片側1車線の舗装路"と"狭い林道"の二種類。今回は走行距離が長い分、勾配が緩め(と言っても平均8%)の"林道"を選択しました。
この林道は序盤こそ急勾配ですが、中盤以降は勾配が緩む箇所がいくつかあって、登りながらそこで心肺を休められます。ただ、今回は雨に濡れたモミジや広葉樹の枯れ葉が路面に積り、スリップ&転倒の危険度MAX状態。そんな林道の坂の上から運転の怪しいクルマが降りてきた時、その1回だけは、やむを得ず足を着いてやり過ごします。足を一度も着かず登り切りたかったのに...(T^T)
こうして、無事に「愛宕山」山頂近くの「あたご天狗の森」へ到着(写真5)。そこには見覚えのある「旅する COFFEE STAND TRAVELING」のキッチンカーが営業していました(写真6)。
半年前、同店がほぼ毎週水曜に「あたご天狗の森」に出没することを知り、その初訪を動機付けに、10年振りの「愛宕山ヒルクライム」を思い立った次第。って、なかなか週半ばに休みが取れない間に、「旅する~」とは三度ほど週末&別の出先でコーヒーをいただく機会がありました。そして栗の季節になって、ようやく「愛宕山ヒルクライム」の折に同店を訪れるという本懐を遂げ、スゴく満足です。...いや、先ほど登坂中に(危険回避とは言え)足を着いたので、再挑戦だな(o^-')b
暖かい日差しの下、コーヒーを味わいながら店長さんやお客さんと雑談。その後、巨大な石造りの鳥居を潜って、山頂に築かれた「愛宕神社」までの車両用参道(最大勾配12%)を登坂しました。神社脇の見晴らし台にロードバイクを駐めて参拝します(写真7)。その折、拝殿に貼られた岩間「悪態まつり」のポスターに気付きます。...なかなか面白そう。いつか観に訪れたいな(^ω^)
「愛宕神社」拝殿の裏手にある石段の先には、こぢんまりとした「飯島神社」のお社(写真8上)。その奥には「愛宕山」に住んでいた十三天狗を祀る「十三天狗のほこら」があります(写真8中)。最後に見晴らし台から眼下を眺めた後、「愛宕山」を下山...いや、今回は先に立ち寄る場所があります。
「あたご天狗の森」に隣接した「エトワ笠間」(写真9)。ここには真新しいグランピング施設があり、「ワーケーション」も可能。勤務先の新年会候補の一つとして、この機会に下見をさせていただきました。うーん、さすが有料施設、ここからの見晴らしが「愛宕山」で一番かも(写真9下)。
やっぱり、こういう場所は現地を下見するのが一番ですね(o^-')b
帰路は「愛宕山」裏手の林道から下山。枯れ葉に注意しつつ山麓まで降りたところに、「滝入不動尊」があります(写真10中)。ここは修験道の聖地であり、"滝行"が可能(写真10下)。笠間市観光情報HPによると、「合気道の修行で外国人の方が滝に打たれにくる光景も見られ」るとか(^ω^)
「駒場ほたるの里」近くを抜け(写真11上)、再び岩間の街に出てJR常磐線を横断。スマホで時刻表を見たら5分後に岩間駅へ下り列車が到着するとのこと。岩間駅の上りホーム背後でスマホを構え、減速中の下りの普通列車を撮ろうとしていたら、予期せず上りのE657系特急列車が全速で通過(゚Д゚)(写真11中) 迷わず連写機能を使えば良かったかな(汗) その後、"栗キャラ"の描かれた路地に入ると(写真11下)、朝訪れた 岩間の栗や「小田喜商店」に戻ります。
「小田喜商店」の店先にあった「極太もんぶらん」の貼り紙には、「完売御礼」の札が貼られていました(写真12上)。朝一番、こちらに立ち寄ったのは正解だった様です。さて、この日二度目の訪問は、「愛宕山ヒルクライム」攻略を済ませた自分へのご褒美を食べるため。実はこの日はSNS投稿キャンペーン期間中。「極太もんぶらん」や「栗やの裏ごし渋皮パイ」を投稿すると、洩れなく「いわまのもんぶらんソフト」無料券がいただけるという(写真12中)。私は、朝方「極太もんぶらん」を味わいながらインスタに感想を投稿、その無料券を入手済みでした(写真12下)。
改めて店内に入ると、数時間前に対応いただいた店員さんが私の再訪目的に気付き、笑顔で無料券を回収。しばらくして出来上がった&受け取った「もんぶらんソフト」を持って、店先のガーデンテーブルでいただきました(写真13)。旨くて&無料って、最高ですね(o^-')b
さて、"初冬の笠間市「愛宕山」ヒルクライム"の本編はここまで。この後はエピローグなので"巻き"ます(o^-')b
こうして、午前中に済ませる予定だった「愛宕山ヒルクライム」は楽しく&時間オーバー。午後2時を回りましたが、岩間近くの昼食予定先は午後3時まで営業しているから大丈夫...と思ったら、まさかの「早仕舞い」 Σ(゚Д゚)ガーン(写真14上) 周辺の飲食店はどこも"定休日"または"お昼の部終了"...そんな状況でした。まあ、こういう事態に備えて補給食は常備。コンビニで軽食を購入&立ち食いでも構わない(o^-')b でも、取りあえず当初予定の帰還コース上にある、石岡の市街地を目指して南下しました(写真14中・下)。
やがて、石岡市内のレトロな街並の残る「御幸通り」に到着(写真15)。観光拠点 まち蔵「藍」(写真15下)でこの時間帯での食事場所をご相談したところ、案内係のオバチャンのご提案は「森樹」。うん、知ってる。石岡市では有名な大盛りのお店。定休日&中休みはなく、こういう状況にはお誂え向きです。ただ、口さがないネット評価を見て、これまで初訪を躊躇していました。
まち蔵「藍」から「森樹」までは歩道を徒歩移動。その間にある「金比羅神社」には、正岡子規が徒歩旅行「水戸紀行」で詠まれた句の句碑があります(写真16上・中)。拝殿脇からは、子規が見たであろう明治時代と変わらぬ「筑波山」が顔を出していました(写真16下)。
そして到着した「森樹」(写真17)。お店の了解をもらって店先にロードバイクを駐め、客席のある2階に昇りました。こんな時間なので店内の客は私一人。
お店のオバチャン(オーナーさん?)にお話を伺うと、ご飯は「普通盛り:300g」、「大盛り:500g」、「メガ盛:1kg」が選択可能。軽く迷いましたが、おすすめの貼り紙にあった「ジャンボチキンカツカレー」をご飯普通盛りでお願いしました(写真18下)。
やがて運ばれてきた「ジャンボチキンカツカレー」は...なかなか美味しそうじゃないですか!(写真19)。分量的にも私に適度の大盛り具合(o^-')b カレー・ルーは中辛で風味が良い。お揚げ立てのチキンカツは、モモ肉の鶏皮を剥いで叩いて伸ばしたものかな...サクサク&ルーが染み込んで何とも旨い(^ω^) 入店前の不安を覆す、満足いく一品でした。
マジにもう少し「森樹」のメニュー揃えを研究、石岡近辺を走る折は再訪したいです(o^-')b
「森樹」を出て少し走ると、奈良・平安時代に創建された「常陸國總社宮」に到着(写真20,21)。日没が迫る中、境内の深遠さに心の寛ぎを感じつつ、夕日の差す拝殿を参拝しました。
拝殿のお賽銭箱を見ると、「参拝の作法」の立て板に"QRコード"が貼ってありました。QRコードの下には"The etiquette how to praing to Kami"の説明文(^ω^)
日没後の薄暮の中、前照ライトを点けて「恋瀬川」河畔を走行(写真22)。マイカーを駐めた「恋瀬橋ロードパーク」に無事帰還しました。
足が萎えちゃっているのでヒルクライムは無理かな・・・
まずは平地でリハビリしないと^^;
すごい量のカレーですね、食べきったら暫くは動けなくなりそうです。
by kinkin (2023-12-20 04:40)
モンブラン、やっぱ極細より極太の方が風味感じられて美味しいと思うなぁ
ジャンボチキンカツ、なかなかそそられる外観ですねぇ
カレーの染みた衣が美味しそう^^
by さる1号 (2023-12-20 05:12)
次回岩間に行ったら是非「合気神社」寄ってください。
総合武術家であった私の大祖父の合気道のお師匠様、
植芝盛平先生の銅像があります。(岩間駅前広場には胸像も)
by ジンジャー (2023-12-20 11:00)
愛宕山~!
相方君が時々登りに行く山です。
私も登りに行ったけれど、なにせ怖がり、高所恐怖症!
途中で断念しました。
おっ!常陸國總社宮だ!2回ほど行きましたよ!
夕暮れ時の筑波山と恋瀬川もとってもいい写真ですね。
常磐線&イモムシ特急の写真も素敵だし、食レポも最高ですね。
いつもブリザドさんのブログは楽しく見させていただいてます。
by shiho (2023-12-20 16:48)
>かさ増し
いいなぁ、このセンス!
by an-kazu (2023-12-21 08:47)
ジャンボチキンカツカレーに目が釘付けです~!
高低差のきついコース、お疲れさまでした!!
by よーちゃん (2023-12-21 11:07)
kinkinさん、コメントありがとうございます
うんまあ、ヒルクライム好きは変わり者ですから(汗)
愛宕山山頂のコーヒー屋でお客さんに"Mですね"と言われました(大汗)
遅い昼食となったカツカレー、美味しかったのですが
その日の夕ご飯は少しで充分でした(^ω^)
by ブリザド (2023-12-21 21:16)
さる1号さん、コメントありがとうございます
そうですよね! 個人的には...
・見た目の素敵さ:極細>極太
・風味の濃さ:極細<極太 って感じ(^ω^)
石岡の大盛りのお店、ボリューム勝負で、味は2の次、
3の次じゃないの...と思っていたらなかなか旨かったという(o^-')b
by ブリザド (2023-12-21 21:20)
ジンジャーさん、コメントありがとうございます
岩間駅の東側から車両を撮影する折、その胸像は見覚えがあります
なるほど...そこから東に400m走れば「合気神社」でしたね(o^-')b
で、次回は「吾国山愛宕山ハイキングコース」ヒルクライムですね?(爆)
by ブリザド (2023-12-21 21:36)
shihoさん、コメントありがとうございます
それって、「吾国山愛宕山ハイキングコース」かな?(^ω^)
なかなかハードっぽいコース(汗)
常陸國總社宮を訪れたのがちょうど日没時刻で、
快晴だったこともあってなかなか素敵な夕陽~薄暮でした(o^-')b
常磐線&イモムシ特急の写真、当ブログをご覧になる
鉄道ファンの方々に何と言われるか不安な1枚でした(爆)
by ブリザド (2023-12-21 21:47)
an-kazuさん、コメントありがとうございます
店員さんのお話しっぷりでは、"スポンジケーキ"の位置付けで
同商品に合わせて"メレンゲ"入れた...って感じでした(^ω^)
by ブリザド (2023-12-21 21:50)
よーちゃんさん、コメントありがとうございます
ネット評判見て、ボリューム最優先のお店と思っていたら
いやいやナカナカ美味しいお店でした(o^-')b
ヒルクライム、山頂のコーヒー屋でお客さんに"Mですね"って(大汗)
by ブリザド (2023-12-21 21:55)