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露ICBMで日本の衛星打上げ・成功^^ [宇宙村]

明後日の8月24日午前6時10分(日本時間)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型衛星・OICETSINDEXが打上げられます(カウントダウンサイトはこちら)。
追記:打上げは成功、両衛星の軌道投入が確認されました^^

今回、JAXA初のロシアの商業ロケットによる衛星打上げですが、それに使われる商業ロケット・ドニエプルって、実は、ロシアのICBM(SS-18)の転用^^; 戦略核兵器削減条約・STARTにより、削減対象になったICBMが商業ロケットに化けたワケです。さすがロシア...(^◇^;)

このドニエプル・ロケットは、ソユーズ宇宙船も使う有名な「バイコヌール基地」から打上げられます(場所はカザフスタン共和国にある)。で、同基地でのドニエプルの打上げ方法を調べてみたら、まんま、ICBMの発射方式(地下サイロから打上げでした^^;

...いやあ、出自はともかく商業打上げなんだから、何も地下サイロを使わなくても...と思うのですが、ICBM時代からの打上げ方法を変えない方が、コスト面でも信頼性の面でも優れているのでしょう(過去の打上げ映像はこちら←「対象をファイルに保存」で取込んでから見るとイイです)。

さて、このドニエプル・ロケットに搭載されるJAXAの小型衛星ですが、

  • 光衛星間通信衛星(OICETS)
    衛星質量約570kg。高度約610kmの極軌道に打上げられて、欧州宇宙機関(ESA)の先端型データ中継技術衛星(ARTEMIS)との間で、光通信技術実験を行ないます。
  • INDEX衛星
    衛星質量約70kg。OICETSと一緒に打上げられて、先端的な衛星工学技術の軌道上実証実験を行ないます。

(c)JAXA
OICETSの実験風景(想像図)。実際の光通信回線は、この図の様に見えたりしません^^;

以前、ご紹介したロシア原潜からの打上げと異なり、ドニエプル・ロケットの打上げ成功率は97%以上と衛星打上げ手段としては充分な実績を出しています。...とはいえ、100%の成功率を保証できないのがロケット打上げの定め。

是非、打上げ成功して欲しいですね^^
追記:冒頭の追記の様に打上げは成功しました。あとは、無事にミッションを遂行して、衛星寿命(運用期間はOICETS:1年、INDEX:1ヶ月を予定)を全うして欲しいですね^^

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